Compositor: 金廣真悟
くちびるむすんでひらいて
やさしくあいささやいてたひび
わかれのけはいただよわせ
そのさきは
いわないで
いわないでよ
そんなゆめで
めざめたあさ
ひどくおもくくらい
たましいおこして
こころあたり
ないわけじゃない
めがあわなくなって
すこしうわのそらだった
はじめはつかれのせいで
つぎからしごとのせいにして
あえないりゆうとぎれずに
わかれのりゆうまで
つくんなでよ
あきらめれば
よいんだろうけど
しがみつくおもいで
あまりにおおくって
きょうあおうって
いわれたとき
すこしうれしくなって
それがまたせつなくて
くちびるむすんでひらいて
しじまがふたりをつつんで
ぼくからきりだせばよいの
そんなことできないよ
したくないでしょ
しらないぴあすが
ふゆのよにひかる
ああこのさきどんだけまっても
いみはない
いきばのないおもいだけが
のこるだけ
くちびるむすんでひらいて
やさしくあいささやいてたひび
わかれのことばをまえに
うなずくことしかできなくて
くちびるむすんでひらいて
そのさきはいわないで
いわないでよ
いわないでよ